さて、昨年の十月の歌舞伎座は中村芝翫襲名披露公演でございました。
お父上が亡くなられてから五年ほど。
少し早い気も致しましたが、それは素人が勝手に思うこと。

演目は。
「外郎売」「口上」「熊谷陣屋」「藤娘」の四幕。

まずは「外郎売」。
歌舞伎十八番の内ですね。
何度も拝見しております。
今回の外郎売は尾上松緑さん。
この演目は、とあるお薬を飲んだら早口で喋ることが出来るという効能をうたっているもの。
で、それを飲んだ後の早口が見せ場。
松緑さんブラボー!でございました。

「口上」は、独特ですね。
幹部役者(主に親戚筋)の方達が襲名する役者との思いで等を述べる場、です。
クスッと笑ったのは梅玉さんの口上でしょうか・・・
煙草を辞めるように言う若手がウザかったのね~(笑)

「熊谷陣屋」は一谷嫩軍記から。
何度も拝見しているお芝居。
首実検の場面は見せ場って解ってるけど好きじゃないわ~。
だってねぇ。。。。。
主君のため義理人情のためとはいえ、現代に育った自分は辛いわよ。
だって自分の子供が殺されるっていうお話なんだから。
でも、見るんだけどね。

最後は玉三郎さんの「藤娘」の舞踊。
前の舞台のお口直しではないけど、60歳を超えても美しい彼の藤娘でご機嫌で帰宅♪

襲名に相応しい重厚な内容の舞台でございましたー☆

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同時襲名された三人の息子さん、橋之助さん、福之助さん、歌之助さんの演技も、もちろん素晴らしかったことは言うまでもありません。
2017.02.28 鱈々
作:李 康白
翻訳:石川 樹里
演出:栗山 民也

何の先入観もなくチケットを取った作品。
何でタイトルに魚の「鱈」何だろう?と思っていた。

なるほど、韓国の食文化が反映していると分かったのは拝見した後。
ず~っと、「何で鱈なんだろう?」と思いながら拝見した舞台。

メインになるのは青年二人。
同じ職場で働く。
おそらく・・・
片方はゲイで片方はストレートの二人。
同じ部屋で同居しながら数年仕事を続けてきた設定。
鱈の干し魚のタイトルっていうところが微妙だわって思いました。
そして、落としどころが切ない作品だと思いました。

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2017.02.27 GOEMON
新橋演舞場 十月花形歌舞伎

新作歌舞伎。
しかも設定が、江戸時代の大泥棒、石川五右衛門が「スペインの宣教師の血を引くハーフ」という設定。
もうここまで来たら、なんでもアリでしょう!(謎笑)

主演は片岡愛之助さん。
そして同じくジャニーズの今井翼さん。

何度もこの舞台は上演されてきたようです。
初見でしたが~・・・・・
石川五右衛門、ここまでぶっ飛ぶ?!っていう内容。
でも昔は、それが”かぶく”っていう事だったので、昔を思えばアリなんだろうな~。

印象に残っているのは、愛之助さんのフラメンコのステップが素晴らしかったこと。
そして、スタッフの皆さんがこの舞台を歌舞伎風に演出されたことに驚きました☆

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原作:坪内逍遥
脚本&演出:加納幸和

花組芝居の本公演。
楽しみに拝見致しました。
昨年の公営放送の大河ドラマとリンクする内容。

主人公は豊臣家臣の片桐且元。
関ヶ原の戦いの14年後。
徳川家康から三ヶ条の無理難題が豊臣家に押し付けられる。
さてさて、交渉役だった片桐且元のお話。

孤軍奮闘する且元を演じていらした原川活明さんが渋くてステキでした~♪
そして、もちろん淀君役の座長も嫌な感じ(笑)が出ていて。
史実がこの通りだったかは別にして。。。
花組芝居さんの舞台は長編を2時間ぐらいで解りやすく観れるので好き!

今回もご機嫌な舞台でしたー☆

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これは、中村芝雀さんが、五代目中村雀右衛門さんに成られた為の地方巡業の舞台。
本当は銀座の歌舞伎座で拝見しかかったけど・・・
諸般の事情により今回の拝見。

場所は新宿文化センター。
私的には別の意味でなじみ深い場所(謎笑)

演目は「當年祝春駒」「口上」「仮名手本忠臣蔵」の三幕。

まずは「當年祝春駒」。
曽我兄弟の舞踊で始まりました。
江戸の正月は、春駒売りが名物だったようで、その様子を踊ったもの。
お目出度い舞踊でした。

次は「口上」。
襲名された雀右衛門さんの親戚の方達の幹部沢瀉がご挨拶を述べます。
私的には、松本幸四郎さんのお言葉が心に残りました♪

最後は「仮名手本忠臣蔵」の七段目。
これはもう今回襲名された雀右衛門さんにピッタリの場面。
なんたって遊女、おかる。
ですから。
大星由良之助が幸四郎さんって、贅沢!
楽しませて頂きましたー☆

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