作:ワジディ・ムワワド
翻訳:藤井 慎太郎
演出:上村 聡史

何故だか次に書く予定だった劇感想が「これ」だった。
イスラム国に殺害された日本人達の報道を見ながら「どう書こう?」と迷った。

原作者はレバノン生まれ。
ベイルートで内戦を経験し亡命を果たした人。
だから自らの実体験を基に書かれた戯曲。

主人公は中東系カナダ人ナワル。(女性)
ずっと世間に背を向けて生き、実子である双子にも心を閉ざしていた。
そんなナワルは公証人に二通の手紙を託し世を去った。
その二通の手紙には、それぞれ宛名が書かれ。。
姉には「あなたの父を探すように」
弟には「あなたの兄を探すように」
と。
そして、二通の手紙を二人は相手に渡す旅に出る。

ネタバレは避けたい・・・・
観劇後、自分自身が熱い毒を飲んだと感じた。
これが中東で実際に「起きたかもしれない事実」だとしたら酷い。
そして、これが現実なんだと思わなければいけないのだと。
日本人は平和ボケしていると言われても仕方が無いのかも。
戦火では、これは事実なのだと思わざるおえない芝居だった(涙)。


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